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脳のゾクゾク感と防衛本能の関係をリサーチ~ASMRで起こる身体への変化

ASMRを知る
脳のゾクゾク感と防衛本能の関係を検証~ASMRによって起こる身体への変化

ゾクゾクする不思議な体感を楽しめるASMR動画。

ASMR好きな方からすれば「脳や身体がゾクゾクするコンテンツ」と言えば伝わりますが、ASMRを知らない人にとっては一体どんな感覚なのか未知の世界かもしれません。

わたしたち人間がASMRによって引き起こしているゾクゾク感は、脳がトリガー(ASMR体験のきっかけとなるもの)を実際に感じ取り、それを身体全体に通達することで起こっています。

背筋のうずきはもちろん、全身でゾクゾクとした鳥肌が立つような感覚を得ている人がほとんどなのではないでしょうか。

今回はこのASMRによって起こっている謎の「ゾクゾク感」について、その正体にリサーチしていきたいと思います。

ゾクゾク感の起きる理由と心霊現象や体調不良との関係

ゾクゾク感の起きる理由と心霊現象や体調不良との関係

そもそも「ゾクゾク感」とはなぜ起こるのでしょうか?

例えば、「背筋がゾクゾクする」という体験は、多くの人が経験したことがあると思います。
ASMRの他にも「心霊現象」や「体調不良」などで体験することがあります。

これらはよく悪寒という言葉に置き換えられて表現されます。
この心霊現象での悪寒や体調不良による悪寒は、生物の防衛本能によって起こる現象であり、科学的な研究結果が報告されています。

  • 心霊現象に関する悪寒は「得体の知れない何かが起こるかも知れない」という脳の恐怖感から体温が低下し、「ここは危険だ」という信号が(例え勘違いであっても)送られることによってゾクゾクとした悪寒を感じるとされています。
  • 体調不良に関する悪寒は、熱によってウイルスを撃退するために脳が「身体を暖めて!」という指令を送ります。それにより、熱を上げるために筋肉が痙攣することによりゾクゾクした感覚を得るのです。これは、寒さを感じた際ととても似ている現象でもあります。

この2つの現象に対するゾクゾク感はどちらも、生物や動物の防衛本能からきています。
実はASMRも、一種の自己防衛本能として脳からの指令が身体へ送られ、実際に皮膚が痙攣を起こしている可能性があるのです。

次項では、その辺を深掘りしてみたいと思います。

 

ASMRと防衛本能には深い関係がある

ASMRと防衛本能には深い関係がある

それでは何故、ASMRに防衛本能が動いてしまうのでしょうか。

皆さんは音楽に対して、「感動する」ことによって鳥肌が立ったという経験はありますか?

鳥肌が立つ理由は、脳が裏切られることによって起こります。

楽曲中に「次はこう展開するだろう」といったポジティブな期待を裏切られ、新鮮な流れに脳が「驚く」ことで鳥肌が立ち、ゾクゾクという体感を得ていると考えられているからです。

もっとわかりやすく説明すると、私たち人間が「驚く」という感情を持った場合、ポジティブな感覚であれネガティブな感覚であれ、どちらも防衛本能として脳が身体へ「命を守って!」という信号を送っているのです。

そもそも驚きとは、私たち人間を含む全ての生物に備わっている防衛本能だとされています。

具体的にいうと、動物園などで動物の檻の前に「動物を驚かせないでください」と書いてある光景を目にしたことはありませんか?

動物を驚かすと、その瞬間にその動物はパニック状態に陥ります。
このパニック状態の際、動物の身体の中では、血液中に大量のアドレナリンが分泌されます。

このアドレナリンの分泌こそが、先述した「命を守って!」という脳からの信号によるものなのです。

動物は大量のドーパミンによって、全身を震わせたり、瞳孔が開いたりなどの身体的変化を経験します。
この身体的変化により、ほんの一瞬で「危険が迫っている」と判断し、身を守るべき行動を取ろうとするのです。

人間もその他動物と全く同じで、外部から驚きという刺激が加わることでドーパミンが大量に放出されます。
この時、筋肉がぎゅっと収縮することで震え=ゾクゾク感に繋がると考えられているのです。

特に、ASMRのような常に予想できない状態が持続するという場面では、期待と裏切り(=驚き)が連続して起こることになります。
そのため悪寒と同じようなゾクゾク感を引き起こすわけなのですが、これがポジティブな感情と複雑に関わることで得体の知れない快感に繋がると考えられています。

 

ASMRで感じるゾクゾクは脳の勘違い?

ASMRで感じるゾクゾクは脳の勘違い?

脳は常に身体を支配していると考えがちですが、そんな脳も勘違いを起こすことがあります。

ASMRは脳の勘違いがとても起こりやすいコンテンツであり、その勘違いとはズバリ、「実際に目の前で起こっているかのように錯覚する」というものです。

私たちの五感の中でも特に「聴覚」は、「感情」を司る脳の部位と同じ場所を通ります。
そのため、聴覚と感情は密接に関わり合い、音に対して想像力を掻き立てたり、記憶を遡ったりといった状況が起こりやすいとされています。

ASMRのようなバイノーラル録音による音源は、右耳と左耳から直接音を感じることで立体的な空間を生み出します。

この状況は、実際に現実でものごとを「体験している」状態に非常に近いため、ASMRはまるでその音が出ている状況そのものの中にいると勘違いを起こしてしまうのです。

ASMRによって引き起こされるゾクゾク感は、その他通常の音楽を聴く場合よりもよりリアルな体験です。
そのため、上述したような防衛本能が表面に現れやすい状態になると考えられています。

 

ゾクゾク感のまとめ

ASMRにとって重要な「ゾクゾク感」。

しかし、音がトリガーとなるゾクゾク感は、実は一般的には全ての人に共通する感覚では無いとされています。
そのため、科学者の間でもASMRの研究はなかなか思ったようには進んでいないようです。

このことからも、ASMRのような特別な感覚を得ることができるのはとても貴重なことであるということがわかります。
沢山の人とASMRの感覚が共有できるようになれば、もっと面白い世界が広がっていくかもしれませんね!

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